前回、一条工務店 で仮契約について提案され、セキスイハイムで「やめて」と言われた後の話です。
仮契約は断る
一条営業「draさん、本日は仮契約ということなんですが・・・」
dra「あの~それなんですが・・・」
dra「かくかくしかじかあって、いったんやめておこうかなと」
一条営業「でももう今月も終わりに近づいていますし、来月になると値上げすることも決まっていますがよろしいでしょうか?」
焦りだす一条営業。
dra「さすがに土地も間取りも金額も何もない今の状態で契約だけというのはしんどいです。」
一条営業「と、言いましても・・・もう日数もないですし、値上げは受け入れるということでしょうか?」
粘る一条営業。
無茶ぶりをする
dra「なので」
dra「今から要望を全て言うので明日までに間取りと見積もり金額を作ってきてもらえますか?」
一条営業「え」
そうして、要望をすべて並べてその日は帰宅します。
次の日、再び一条工務店に行きます。
dra「できました?」
一条営業「はい、なんとか・・・」
dra「結構夜遅くまでやった感じですか?」
一条営業「いやぁ、久しぶりに徹夜しましたよ。」
dra「え」
急に申し訳なさが出てきました。
ということで、3パターンの見積もりが出てきました。
商品はi-smartです。
一条営業「間取りなんですが、2Dで見るとこんな感じで、3Dでも見れるんです」
dra「おぉ~」
一条営業「これフリーソフトなんですよ」
dra「え」
急に不信感が出てきました。
(ちなみにマイホームクラウドで作ったようです)
一条営業「仮契約を結んでいただかないと設計士が実際の間取りを作ることができません。」
一条営業「なので仮契約前ですとこうやって我々営業が作ってイメージを持ってもらうことしかできないんです。」
dra「(うーん・・・?まぁ人件費とか考えればそれも納得できるが・・・)」
ですが出てきた間取りは普通のものでしたのでまぁ良しとします。
ということで、見積もり金額ももらいました。
3パターンあって、どれもほぼ同じ延床面積35坪ほど、外構抜き、1200万円の土地付きで4300万円ほどでした。
もちろんソーラーも盛り盛り、床暖・タイル外壁なども入っているので、仕様的には大満足です。
一日でなんとかイメージつくくらいまで進んだのは上出来ですね。
閑話休題 ~バルコニーって何に使う?~
一条営業「draさん、バルコニーって必要ですか?」
一条営業「一条の場合、「ロスガード90」という熱交換換気システムがあるので室内干しでも十分乾きますし、バルコニーってほかの使い道もあまり思いつかないんですよね~。」
dra「(確かに洗濯物干すくらいしかあまり使い道ないか?でも夜風にあたりながらコーヒー飲んだりとか、子供をプールに入れて遊ばせたりとかしたいしなぁ~・・・」
dra「・・・下々の民を見下すのにバルコニーは必要ですね。」
一条営業「その答えは初めてです(笑)」
dra「平日に休みとって朝出勤する人たちを眺めながらコーヒーを飲むんです(笑)」
一条営業「性格がお悪い(笑)」
正直、バルコニーって
- 洗濯物干す
- 子供のプール・遊び場
- バーベキュー(狭いか?)
- 家庭菜園
- リラックススペース
そのくらい・・・?
draは秋の夜長に優雅に本を読むなんてできなそうですし・・・
draの住んでいる地域は田舎なので、大量に買った/もらった玉ねぎを吊るして保存、なんて使い方もできますね(笑)
あと、ちょっとしたイスとテーブル置いて在宅勤務とかもいい気分転換になりそうです。
まぁでも、とにかくdraはバルコニーが欲しいんです。
また、デザイン的なメリットもあると考えています。
総2階の住宅の場合、バルコニーがあることで少し立体感を出すことができます。
陸屋根の総二階の場合特に「豆腐ハウス」感が強くなってしまうのでバルコニーはあったほうがいいと思っています。
さらに、バルコニーが延床面積としてカウントされないハウスメーカーの場合、金額を安く抑えることができます。(バルコニーが金額にどう足されるかはハウスメーカーによるみたいです。セキスイハイムは延床面積としてカウントされませんでした。)
総二階の関係でどうしても延床面積が大きくなり、金額が上がってしまう場合はバルコニーにすることで金額を抑えることができます。
見積もりを聞いて
一条営業「draさん、いかがでしょうか?」
dra「いやぁ~正直ここまで出てきたのはびっくりです。内容的にもいいと思います。」
dra「セキスイハイムはもっと高い見積もりだったので、ソーラーもたくさん載って、床暖もついてこの値段ならだいぶ一条に傾きますね。」
一条営業「ありがとうございます!」
一条営業「ぜひ持ち帰って奥様ともご相談ください!セキスイハイムさんと比較して一条で、ということになればすぐにご連絡ください!仮契約の準備を致します!」
dra「わかりました。今日はゆっくり寝られますね(笑)」
一条営業「はい、よいお返事をお待ちしております(笑)」
ということで妻に相談。
dra「~ということなんだけど。」
妻「うーん・・・内容とか金額は良いとは思うんだけど・・・」
dra「微妙?」
妻「一条って、設備とかも一条ブランドになっちゃうって言ってたじゃん?なんかそれが嫌だな~って・・・」
妻「それで安くなるのはまぁいいんだけど・・・」
dra「一条にすべてのお金が落ちるのが気に食わない?(笑)」
妻「そこまで言ってない(笑)」
そうなんです。
一条はソーラーや床暖、キッチンの設備など、家の中のほとんどのものを一条工務店で作っているとのこと。
それによって価格を抑えることができているのが一つの魅力でもあります。
しかし、実のところ、メーカーの型落ち品を大量に仕入れて一条オリジナルとして販売しているという話を聞きました。なので、見た目とか仕様は一昔前のものになっているとのこと。
妻「自社ブランドって言っても実際はそこまで安くないみたいだし、性能も見た目もよくないなら微妙かな~って・・・」
妻「ほかにもネットにこんなこと書いている人がいて~」
と、一条イヤイヤ攻撃を繰り広げてきます。
妻「一条ルールって知ってる?」
dra「ん?なにそれ?」
妻「耐震強度を保つために変なところに壁とか垂れ壁を作ったりしなくちゃいけないらしくて、そのせいで間取りにも制限ができちゃうんだって。」
dra「へ、へ~。詳しいね。」
妻「モデルハウス見たときも変なところに壁あるな~って思ってたんだよね!」
妻「ほかにもいろいろ制限があるらしくて~・・・」
dra「(うーん・・・ハイムもネット上では結構叩かれてるけど、今それを言うと炎上しそうだからやめておこう)」
dra「そ、そうだね。いったんハイムの見積もりも新しいのもらって比較してみようか。」
妻は最初に見た一条工務店のモデルハウスがレトロ風だったこともあって、一条工務店=古めかしいというイメージを持ってしまっています。(もちろんそんなことはないです。)
そして一条営業のこともあんまり好きじゃない様子。
dra「(うーん・・・、一条もいいと思うんだけどな~・・・)」
そんなこんなでモヤモヤが始まります。
仮契約とはなんだったのか
仮契約することによって坪単価を確定させることも一つの目的ではありますが、結局のところ仮契約とはなんだったのでしょうか。
一条工務店の場合、仮契約を結んで100万円を払うことによって、設計士が具体的な間取りを作成する段階に入ります。
仮契約前に営業が作った間取りのイメージを、仮契約後に設計士が具体的に作りこむといった具合です。なので、仮契約前に営業が作った間取りが、実際には実現できない、ということもあり得ます。
また、一条工務店の場合は仮契約後でないと土地探しをしてもらえません。一条工務店で持っている分譲地の情報はその前でも提案してくれますが、それ以上のこととなるとやはり営業さんの人件費もかかるということでしょうか、やってもらえません。
そして、仮契約を解除する場合は設計士や営業が動いた人件費が差し引かれて返ってきます。これは時間とともに人件費や文書代が増えていくので、解除する場合はなるべく早いほうがいいということでもあります。
このあたりの「無駄に人件費をかけない、かかった分はキチッと請求する」という姿勢は「明朗会計」を謳っている一条工務店らしい、とも言えると思います。そうすることによって、家の金額を抑えることができているのでしょうね。
ちなみに契約しないと具体的に動いてくれないという点は、多くのハウスメーカー・工務店でも同じことです。金額の大小はあるかと思いますが、基本的には営業がイメージを作って契約まで持ち込むということになります。
また、工務店によっては設計士が間取りを作成するのは「〇回まで」という制限付きな場合もあるそうです。そのようにして金額を下げているのでそこは一長一短です。
なるべくお金を無駄にしたくない場合は契約前に詰めておくことが重要ですね。
家のことになると数万円が小さく思えてきます。しかし、よくよく考えるとその金額を稼ぐとなると結構な労力です。少しでも無駄は減らしたいですね。
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