スマートパワーステーションGRの場合は 小屋裏部屋 があるのですが、標準だとハシゴになってしまいます。階段にすることはできないのでしょうか。
結論としては「階段にできる」
結論としては、小屋裏部屋へのアクセスを階段にすることは可能です。
ハシゴだと昇り降りに不安がある方は階段にしたほうが絶対にいいです。
いや、そうでない方も階段にしたほうがいいです。
標準だとハシゴ
まだ契約する前の話です。
ある日、GRについて調べていて気が付きました。
dra「もしかして小屋裏部屋行くのってハシゴしかないのか・・・?」
スマートパワーステーションのカタログにも上記の写真しか載っていません。
そしてこんな文言が・・・
「TYPE01 はしご付き小屋裏空間」(写真右)
「TYPE02 傾斜天井とロフト空間」(写真左)
(引用元:セキスイハイム スマートパワーステーションカタログ)
TYPE01だと、2階の天井から収納できるハシゴを降ろして小屋裏部屋にアクセスすることができます。
TYPE02だと、GRの特徴でもある傾斜天井を活かし、ロフトのように使用する形になります。
dra「うーん・・・こうやってわざわざ書いてあるってことはこれしか選べないのかなぁ・・・」
dra「だとすると結構微妙な・・・」
draは個人の部屋(秘密基地)として利用したいと考えていました。その場合、イチイチはしごを登るのは億劫です。
妻「なら収納として使って、その分ほかのところに部屋作る?」
dra「うーん・・・はしごだと、収納としても微妙な気がするんだよね・・・」
dra「そもそも両手で持つ荷物だとハシゴ登れないし。」
妻「あー・・・確かに。」
dra「あと、今はいいとしても、歳とってから絶対使わなくなる気がする。」
そう、セキスハイムは大きな過ちを犯しているのです。
小屋裏収納と言っているのにハシゴにしたら両手で持つ荷物を運べないじゃないか!
背負子でも使えってのか!?
ということで、ハシゴしか選択できない場合、GRにするのはあきらめるしかないと考えました。
実例がある
一縷の望みにかけてググってみます。
dra「そもそもGRの写真が少ないし、小屋裏の写真なんて・・・」
dra「!」
dra「多分これやってるぞ・・・」
RoomClipにスマートパワーステーションで家を建てた人の写真が載っており、その中に小屋裏への階段をつけてもらったという人がいました。
これは望みがある!
ということで次の打ち合わせの際に営業に聞いてみました。
dra「小屋裏へ行くところを階段にできるみたいなんですが、できるんですか?」
営業「え!どこ情報ですか?!」
dra「ネットで調べたらやった人がいるみたいで・・・」
RoomClipの写真を見せます。
営業「ふむふむ・・・」
営業「これは・・・できるのかもしれないですね・・・」
営業「ちょっと設計の方にも確認してみますね!」
営業が少し席を外しているときに営業の先輩が来ました。
同じように聞いてみます。
dra「小屋裏へ行くところを階段にできるみたいなんですが、できるんですか?」
先輩「えーーーっと・・・」
先輩「できます(笑)」
dra「できるんだ(笑)」
先輩「はい、公式のプランとしてできると言っているわけではないんですが、もちろんプラン外というのもありまして。」
先輩「普通の階段だとユニットに組み込まれた状態で工場から発送されてくるんですが、こういう特別な場合は現地階段ということで、造作みたいな形で現場で組み立てたりすることができるんです。」
先輩「ただちょっと金額がかかってしまいまして・・・」
dra「どのくらいですか?」
先輩「おそらく10~20万程度・・・だと思うんですが、ちょっと正確な金額だと詳細に見積もりとってみないとわからないですね・・・」
dra「ほーそんなもんなんですね!もっと50万とか掛かるのかと思いました。」
先輩「さすがに階段だけでしたらそこまでかからないですね。行っても20万円くらいだと思います。」
間取りに組み込む
ということで間取りに組み込んでもらいました。
1階から廻り階段で登ってきて、そのまま廻り階段で小屋裏部屋にいくことができます。
階段の上に階段があるイメージです。
ただ、間取りを見るとわかりますが階段がかなりのスペースを占有してしまうというデメリットもあります。
しかし、ハシゴは絶対に嫌だdraはこのプランで進めます。
後日、営業先輩からこんなことを言われました。
先輩「draさん、すみません」
先輩「階段の上に階段をつける間取りなんですが、ちょっとご相談したくて・・・」
dra「はい、なんでしょう。」
先輩「構造計算の部署に確認してみたところ、『階段落ちてもいいならできるよ』って言われてしまいまして・・・」
dra「それはできないっていうんだよ(笑)」
先輩「はい・・すみません・・・」
より良い 小屋裏部屋 の使い方
先輩「代わりと言っては何ですが、新しく間取りを作りまして、こちらのほうが小屋裏部屋を有効活用できると思うんですよ。」
といって出されたのがこちらの間取りです。
dra「ん?お?なんじゃこら・・・」
先輩「GRでは勾配天井を活かしたロフトのプランがあります。そのプランで階段をつける形になります。」
dra「おーなるほど」
先輩「こうすると小屋裏の空間全てを部屋として活用いただけるのでこちらのほうがいいのかな、と。」
dra「いいじゃないですか!」
先輩「ありがとうございます!」
先輩「ただ・・・小屋裏部屋が高さ140cmでそこに向かって階段を上っていくのでだんだん天井が近付いてきて最後は少し屈みながら部屋に入るようになってしまいます。」
dra「あー、まーそれは仕方ないですよね。」
ざっくり図にするとこんなイメージで、階段の上り始めは2.4m+勾配天井で結構な高さがありますが、上るとともに天井が近付いてくる形になります。
こちらのほうが小屋裏部屋の空間も有効的に使えるのでこちらのプランで進めることにします。
そして後日、モデルハウスで実例があったと営業から連絡がありました。
栃木セキスイハイムのモデルハウスにGRがあり、そこでは階段を使用しているとのこと。
桁平行29階段という、上り始めで90°曲がりその後ストレートになっている階段になります。
draもこの階段を使う間取りにしましたが、間取りとして収まればどの階段でも採用できるとのことです。しかし、セキスイハイムの階段は設置できる位置や方向に制限があったり、平側(draの間取りだと南北側)だと勾配天井が急になって、より天井が近くなるため推奨されなかったりします。
先輩「そして金額なんですが・・・」
先輩「階段の材料費で11万5千円、施工費で5万円となりまして、合計が16万5千円となります。」
dra「おー、まぁまぁそんなもんですよね。ハシゴにしたら絶対使わなくなるのでこれでお願いします!」
ということで、ハシゴ・ロフトのプランではなく、階段をつけてもらうことにしました。
階段にすることで2階の間取りが少し狭くなるというデメリットもありますが、階段下を収納等にすることで多少そのデメリットも解消します。
また、どうしても2階に階段を配置するので間取りを考える上で一つの制限となります。
(draの場合はこれが結構苦しかったです。)
まとめ
スマートパワーステーションGRの小屋裏部屋へのアクセスは階段に変更することができます。
draの場合、その費用は16万5千円でした。
部屋として使うにしても、収納として使うにしても、ハシゴだと将来的に使わなくなる可能性が高いです。
そしてこれは後に営業から聞いた話ですが、他のGRで建てたお客さんが2階の天井からはしごを降ろすタイプにしたところ、とても使い勝手が悪く後悔している、ということを言っていたそうです。
GRの特徴でもある小屋裏部屋を有効に活用するために、多少金額は上がりますが階段にすることをオススメします!
draとしては、標準プランとして選べるようになっているといいのに・・・と思うばかりです。
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