北接道 でも○○mの庭があれば日当たりバッチリ!

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北接道でも○○mの庭があれば日当たりバッチリ

契約が終わって一週間ほどして、新しい分譲地2件を案内してもらいました。
土地選びで何を重視すべきか考えます。
今回は 北接道 の土地について、日当たりの観点から考察します。

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最初は南接道の王道

まず最初に案内されたのは実際に購入することになる土地です。

  • 現在のアパートから徒歩10分くらい
  • セキスイハイムが新たに作る分譲地
  • 南接道
  • 51坪
  • 1165万円
  • 小学校・中学校ともに1キロ以内
  • 街まで車で15分程度

概要はこんな感じでした。
draとしてはもう少し田舎でもいいので、広い・安い土地が良いと考えていました。
また、draは周りに何もない田舎で育っているので分譲地みたいな近くに家がある環境がどうしても馴染めませんでした。

次は北接道のちょっとだけ安い土地

次に紹介されたのが、新しい大規模な分譲地でセキスイハイムが6件だけ持っている、他社ハウスメーカーも混在した新しい分譲地です。

  • 現在のアパートから車で10分くらい
  • 30~40件くらいの新興住宅街
  • 60坪
  • 960万円
  • 小学校まで2.2㎞、中学校まで1km
  • 街まで車で5分程度

概要はこんな感じです。
こちらのほうが若干広くて安いですが、北接道なのと学校までの距離が気になりました。

北接道 に関する考察

土地選びに関してやはり王道は南接道です。
日当たり重視の考え方ですね。

では北接道の場合、日当たりは絶望なのでしょうか。
いえ、条件によってはそんなことはなく、北接道ということだけで安くなっているのであればそれは「買い」だと思います。

日当たりの確認の仕方

では、まだ購入してもいない土地の日当たりをどのように確認すれば良いのでしょうか。

draは「ホームズ君.com の 日当り君」を使用しました。
自分が新しく住む地域を選択し、土地の形状や建物の位置関係を設定することで、一年間の日当たりをシミュレーションすることができます。

条件は下記の通りです。

  • 東西11m×南北18mの土地
  • 家は2階建て、南側の建物もすべて2階建て
  • 南側の家との距離は6m(自分の土地側5m+南側の家と境界まで1m)
  • 南側の家は陸屋根

それによると、12月22日の冬至の時の昼12時でも1階部分にはわずかに陽が入るのみとなります。

北接道 での冬至の昼の日当たり
冬至の日当たりGIF動画

冬至付近での1階の日当たりはかなり少なそうですね。

南側にどのくらいのスペースがあれば日当たりは抜群になるのか

draが紹介された土地の場合、北側に駐車場を設けるのでどうしても家の位置が南に寄ってしまいます。
さて、ここからは仮定の話です。
最低限どの程度、南側の家と離れていれば年中、1階まで日が入るのでしょうか。

こちらの計算サイトによると、draが住んでいる地域での12月22日の太陽の高度は最高で31°弱となっています。

条件は下記のようにしてまずは計算してみます。

  • 南中高度は31°
  • 南側の家の高さ6m
  • 南側の家と境界までの距離1m
  • 南側の家は陸屋根
  • 自宅の南端の床に日が当たる
日当たり計算の模式図

計算式としては

tan(31°) = X / 6

となります。Xは南側の家までの距離、6は南側の家の高さとなります。これを解くと、約10m離れていれば良い、つまり自宅の南側に9mの庭があれば良いということになります。

さてシミュレーションしてみます。

庭9mの日当たりのGIFアニメ

いい感じですね。
だいたい10時くらいから14時くらいまで日が入る結果となりました。
それ以前/それ以降も床全面ではないですが日が入りそうです。

結論として、家の南側に南北10mの空間があれば日当たりに関しては気にすることはないと言えそうです。

土地の広さはどのくらい必要か

図では約60坪、東西11m×南北18mとしているため、北側の境界までの距離は2mとなっています。北側に駐車場を設けようとするとさらに4mほど広げる必要があります。

その場合、東西11m×南北22mの土地があれば、北接道でも日当たりバッチリ、駐車場も完備、ということになります。
つまり242㎡・約72坪の土地であれば良いということになります。

もちろん、土地の形や向き、駐車場の位置、南側の家の高さの等によって条件は変わりますが、このようにして日当たりを計算して土地選びを行うのも良いですね。

また、家の間取りを工夫することによって小さい土地でも日当たりをよくすることができます。
例えば、吹き抜けを採用する、2階リビングにする、SPS-アーバンのシフトジョイント工法を採用するなどです。

そして自分がどこまで許容できるか、ということも大切な条件となります。
例えば

  • 日当たりなんて不要
  • 冬の日当たりは気にしない
  • 床全部が日に当たらなくてもいい

などです。
このあたりも検討の材料に入れると良いでしょう。

draの場合は土地より先に、商品はSPS-GR、吹き抜けは作らない、という条件を決めていたのと、周辺環境の条件も重なったため、今回の北接道・60坪の土地は断念しました。

まとめ

北接道の場合、家の南側に10mのスペースがあれば日当たりバッチリと言えます。
南側の隣家の敷地分を考えると9mの庭となります。
ですが、さすがにその広さは・・・という方は6~7mくらいの庭が作れる土地を探してみてはいかがでしょうか。それでも日当たりに関しては十分と言えるでしょう。

良さそうな土地を見つけて、実際の日当たりをシミュレーションしてみたい方は是非「日当たり君」で検索してみてください。
それほど難しい操作もなく、日当たりを確認することができます。

自分の条件に合っていれば北接道はとても良い土地となり得ます。北接道だからと毛嫌いせずに土地探しをしてみましょう。

次回はもう一つの条件である「周辺環境」について考察します。

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